子ども学習支援

子ども学習支援「さくらんぼ教室」について

こども学習支援では、桜が丘にある教室を「さくらんぼ教室」と呼び、地域の高校生ボランティアや地域の方々とともに、小・中学生の学習や成長を支える活動を行っています。
この教室は、勉強を教えるだけの場所ではなく、子どもたちが安心して過ごし、さまざまな人と関わりながら成長できる“居場所”であることを大切にしています。

「さくらんぼ教室」の始まりは、
「自分の住む地域に、子どもたちが安心して学べる場所をつくりたい」
という、当時高校3年生だった男子生徒の思いでした。
その思いに共感した取手第一高等学校の先生方や、地域で支援してくださる自治体の方々の協力を得て、「ふれあいサロン」として活動がスタートしました。

教室には、小・中学生だけでなく、高校生ボランティアや地域の大人の方々が集い、世代を超えた交流が生まれています。高校生ボランティアは、学習支援を行うだけでなく、年齢の近いお兄さん・お姉さんとして子どもたちに寄り添い、勉強のことだけでなく、学校生活や日常の悩みについて話を聞くこともあります。

また、「さくらんぼ教室」では学習支援に加えて、ものづくりやイベントなどの活動も大切にしています。
これまでには、カップケーキ作りや、カーテンの端材を使ったリース作りなど、参加者それぞれがアイデアを持ち寄って楽しむ活動を行ってきました。
季節ごとのイベントも充実しており、ハロウィンの時期には、風船に紙を貼って張りぼてを作り、色を塗ってオリジナルのランタンを制作するなど、創作活動を通して子どもたちの想像力や表現力を育んでいます。

活動の合間には、おやつを囲んで談笑する時間もあり、教室はいつも和やかな雰囲気に包まれています。こうした時間を通して、子どもたちは自然とコミュニケーション力を身につけ、高校生や地域の方々は子どもたちの成長を身近に感じることができます。

「さくらんぼ教室」は、地域の中で子どもたちを見守り、支え合う場所です。
学習のサポートだけでなく、体験や交流を通して、子どもたちが自分らしく成長していけるよう、これからも地域の皆さんとともに活動を続けていきます。